おひさし☆
某化学素材メーカーの新入社員になったアキです。
関西事務内定者では散々イジられた僕ですが、最近はてんでイジられません…。それだけ理系のキャラ濃いです。
今は兵庫県高砂市にある工場で研修を受けています。
最初の何日かは座学やったけど、途中から大阪府能勢町の山奥に連行され、ボロい山小屋に9人1部屋という状態になりました。。部屋なのに寝袋、それでも寒い。部屋の中にはカメムシや蜘蛛がウロウロ、時折ネスミも顔を出しました(笑)
はじめは、チーム対抗大縄対決とかチーム対抗カレー対決とかで盛り上がったんやけど、2日目の夜に
発表されたのが・・・チーム対抗山登り。。。昨日の練習で話したら評判だったので、紹介しておきます。
某化学素材メーカーの新入社員になったアキです。
関西事務内定者では散々イジられた僕ですが、最近はてんでイジられません…。それだけ理系のキャラ濃いです。
今は兵庫県高砂市にある工場で研修を受けています。
最初の何日かは座学やったけど、途中から大阪府能勢町の山奥に連行され、ボロい山小屋に9人1部屋という状態になりました。。部屋なのに寝袋、それでも寒い。部屋の中にはカメムシや蜘蛛がウロウロ、時折ネスミも顔を出しました(笑)
はじめは、チーム対抗大縄対決とかチーム対抗カレー対決とかで盛り上がったんやけど、2日目の夜に
発表されたのが・・・チーム対抗山登り。。。昨日の練習で話したら評判だったので、紹介しておきます。
ルートは約25kmの山道。制限時間は7時間。ルートがいくつかの区間に分けられていて、各区間ごとに目標タイムを設定します。で、目標タイムと実際にかかったタイムのズレが一番小さいチームが優勝というもの。いかに早く走破しようが、タイム誤差が大きければ負けです。
例えば、区間Aの目標タイム誤差がマイナス10分、区間Bの誤差が15分オーバーなら、合計誤差25分になります。時計・携帯は持ち込み禁止なので、走行中の経過時間はわかりません。(チェックポイントで時刻がわかります。)
前夜の作戦会議で渡されたのは、1枚の地図。
糸を使ってぐねぐね道の距離を算出し、等高線から各区間の山の傾斜を読み取ります。体力配分・休憩時間を考え、目標タイムを算出します。
目標タイムの合計時間は、制限時間の7時間が最大で、それに近いほどゆっくり歩けるしペース調整もできるけど、誤差が小さくても1分でもオーバーしたら失格(最下位扱い)なので、合計目標時間は6時間そこそこになります。
つまり、前半の区間で時間オーバーすれば合計時間の7時間を越えてしまう可能性が高まり、後半でペースを上げざるを得ません。しかし、区間の設定時間はあらかじめ決めているので、不用意にペースアップすれば区間の誤差時間が大きくなってしまいます。
ちなみに、正にウチのチームは、第1区間でルートを間違え、ぬかるみや崖があって超危険な獣道を歩いてしまったので、大きくタイムオーバーしてしまいました。
区間設定タイム25分に対し、60分以上かかったので、残りの区間をいかに正確なタイムで歩こうが制限時間オーバーで失格という状態になりました。軽く遭難した状態だったので気力も体力も消耗しました。
ちなみに他のあるチームも周りにつられて同じくルートを外れ、現在位置も方角もわからず、第1区間で2時間もかかるという、正に遭難寸前の状態だったとか(笑)
携帯は持ち込み禁止のため、スタッフからは捜索隊まで出る始末。。
しかも、当然チームには女の子もいるので、誤差云々以前に25kmを7時間で歩くこと自体がかなりの困難でした。休憩時間もろくにとれません。また、最終区間でルート最大の急勾配の山道だったので、足腰の疲労は男でも相当辛いものがありました。
さらに出会って数日のメンバーとのコミュニケーション。あくまで優勝を目指すか、体力を考えて完走を目指すかといった意思疎通もろくにできず、精神的疲労も蓄積されます。
まぁ、そんな事をやってきました。
結果、ウチのチームはギリギリセーフやったけど、半数のチームが失格でした。
そんな疲労限界やったけど、夜の反省会は深夜まで白熱しました。
頑張って歩ききった達成感で自分たちを褒め称えたい。初めての仲間と、過酷な状況で、トラブルもあって、それでも上位に入れたんやから・・・。しかし、それでは社会人としては失格です。愛するチームに対してでも客観的・批判的に評価しなければなりません。
何がダメだったか―。どうすれば良かったか―。もしこれが実際の仕事だったらどうだったか―。何を考えて歩いていたのか―。誰々のどんな行動がどうだったのか―。
どんでんでも度々あったような、馴れ合いを捨てきった本音と本音の話し合いやけど、出会って数日のメンバーとそれができたっていうのは、なかなか凄いもんです。たった数日でここまで信頼関係が築けた経験は今までないしね。
やっぱ、限界ってないんやと思います。限界作るのも言い訳するのも自分です。
どんでんは2年目で、「去年」という前例があります。その分余計に、その幻影に惑わさやすいと思います。
幻影に惑わされないように気をつけて、どんでんはこれからも挑戦し続けるチームでありましょう!
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