偉大な頂

おはようございます。
のせっちです。皆さんお元気ですか??
４月１７日今日はどんな１日になるんでしょうか??


詩人で評論家の有馬敲【ありまたかし】さんに、『ヒロシマの鳩』という詩がある。被爆地の空を舞う鳩に呼びかけて言う。〈近くの球場から聞こえる/大歓声よりも高く鳴け/苦、苦、苦、苦、苦〉
張本勲さんの半生をたどるとき、鳩の声がする。広島での被爆、幼児の大やけどで右手に残った障害、在日韓国人二世としてなめた辛酸、家計の窮迫ーこれでもかと『苦』が続く

野球を学びに大阪の高校へ進むとき、亡き父親に代わって一家を支える兄は、次々23000円の給料から1万円を仕送りしてくれたという。試合後も毎夜300本は欠かさなかった素振りと肉親の情愛から、安打3085本の日本プロ野球記録は生まれている
〈4月17日集手帳抜粋〉

昨日、マリナーズのイチローが日米通算の安打数で張本さんの記録に並んだ。

張本勲が登った頂に、新たな冒険家が立った。
そしてまた新したな頂を目指し旅立っていく。

人それぞれに比べられない、苦しみや様々な思いがある。
その壁をどう越えていくか。
目指している頂をどのように登るか。
人によって方法も登り方も様々である。
人生を山登りに例える人がいる。

そんな時ふと考えてみるのは今自分はどんな場所でどこを目指しているのだろうということ。

方位磁針はその人の心を指すように思う。

先人たちの背中を見ながら僕自身も人生という山を登り続ける。

さて今週もあと１日。気合い入れて顔晴れでいきますかー。